「両立」を目指すなかでの、周りの支え
立石:次の質問ですが、ワセコレの活動を始めたきっかけはなんだったんですか?
足立さん:きっかけは声をかけていただいたのが始まりです。
知り合いがいて、その子がずっとやってほしいって言ってくれていたんですけど、初めは部活もあるし難しいんじゃないかなって話にもなって。
ただ、やってみたいという気持ちはあったし、早稲田生活4年間しかない中で自分でも挑戦してみたいなと思っていたのでその点に関しては話し合いをしたんです。
1度はスケジュール的に厳しいんじゃないかってことで1回なくなったんです。
でも、せっかく頂いたチャンスだからこそ無駄にしたくないし、「体育会系でもできるんだよって伝えたい」、「体育会系と文化系の間に立てるような人になれたらいいな」と思ってワセコレモデルをやりたいという意思を伝えました。
すごくそれが響いたそうで、「じゃあ一緒に頑張りましょう。」という話になりました。
立石:代表の方から足立さんが運動部に入っているっていうこともお聞きして、またそれも新たな一面だなってすごく魅力的に感じました。
足立さん:本当に時間がなくて。
なかなかコロナの影響でリハもできず、参加できる時間は限られていたので、単独のショーの時には本当に迷惑かけちゃって。
私のルールとしては「両立する」っていうのがありましたし、部活は休むものではないから、リハの方をお休みさせてくださいっていうことは何回もしたし、今は就活もあって急に面接とかインターンが入ったりとかすると、全然リハにも練習にも参加できていなくて。
その時に力になってくれたのが私の担当の子で、自主練を一緒にしてくれたりとか…。
私はそれに対して任せきりにしてしまったなと思っていました。
わせプロさんは、同じ学生でも時間を惜しまずに寒い中の練習に付き合ってくれて、あったかいコーヒー買って待っててくれていたりとか、1つ1つがすごく私にとって支えになっていました。
だからこそ私も、たまにしか行けないリハでは遅れを見せないように自分の中でたくさんイメトレして取り組んでいました。
立石:相手の温かさとか本気度合いが伝わってくると、頑張ろうって思いますね。
足立さん:これだけ私のために一生懸命動いてくれる人がいるのであれば、私も一生懸命取り組まないといけないし、どうしても部活を休まないといけない日もたくさんあったのでそれに関しては本当に部活のメンバーにも感謝しています。
個人のラインで「頑張ってね」とか「応援してるね」って 言ってくれる子がいたので、本当に周りの人に支えられているなって感じましたね。
立石:そう感じる機会がすごく多かったんですね。いい方が多いですね。
真夏から始まるワセコレの練習
立石:事前練習とかはどういった練習をされるんですか?
足立さん:まずウォーキングの練習は暑い真夏の日から始まっていて、外でみんなでヒール履いてウォーキングをすることから始まるんですけど、ウォーキングコースを覚えるのが結構難しくて…。
曲に合わせてリズムを崩さずに一定のテンポで歩いて、その後にポーズを決めて、そこから表情を決めて、全てを兼ね揃えた上で通しをして衣装を着る、という流れでしたね。
立石:表情も全部決めるんですね。
足立さん:表情が難しかったですけど、ダンス部だったのでその経験が活きたなって思います。 高校生の時に色々と表情を揃えて練習していたのを思い出しながら、「このポーズはこの表情」とか「このポーズの時は笑顔」とか、意識しながらやっていました。
立石:やってきたことが思わぬところで活かされてますね!
足立さん:そうですね。ファッションショーは無縁だと思っていたので…。もう一つ、留学した時にファッションショーに出たことがあったんです。