“オカダダイキ”という1人の人間として。

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今回インタビューするのは、早稲田王2020決定戦に出場する、オカダダイキ🔥さんです。

そもそも私がオカダさんを知ったのは、ある1本のツイートです。

いいね数なんと30万超え!


なんともいえない表情や余白もまた、多くの人の笑いを誘いました。
そんなオカダさんがいつも大切にしているのは、「人を笑顔にすること」。


いつもまわりの人を笑顔にさせてきた、オカダさんのこれまでの大学4年間を深掘りしてきました!



立石:まず最初に自己紹介をお願いします。

オカダさん:おねがいします!(ブドウ食べながら)
早稲田大学社会科学部4年オカダダイキ🔥です。サークルについては、色々入って、みたいなのを繰り返しました。

バラエティに豊んだ活動

1年目はスポーツチャンバラのサークルと、お笑いのサークルに入っていましたね。
2年生からは親友が立ち上げた、通称「チャモフル」っていう雑種音楽団体があって、そこは音が鳴るものだったらそれは音楽だって言っていて、いろんな音楽が合わさった団体なんですけど。
チャモフル Twitter


あとはギネス記録を獲る「ギネ研」っていうサークルとか、「東北学生稲門会」っていう、東北地方の人のみがはいれるサークルに所属してました。そこは、地方出身者だとなかなか友達ができにくいため、地元が共通ということを活かして、効率よく友達作りが行えるコミュニティのような団体です!
東北学生稲門会

あとは、早稲田祭のステージに立ちたかったのでその為の企画を立ち上げました。「紺碧の空(エア)バンド」っていうステージ上でエアバンドする団体ですね。
見事に、早稲田祭で最も人が集まるステージに立つことができました!

他には、サプライズを仕掛けるのが好きなので早稲田にドッキリを仕掛けるサークルとか立ち上げましたね~(笑)

立石:立ち上げたんですか?

オカダさん:うん。サークルみたいに定期的に行うわけじゃなくて、思いついたからみんな巻き込んだ、みたいな。



ちなみに、スポーツチャンバラはアジアオセアニア大会に出て、

立石:え!?すごい…!

オカダさん:1回も予選とかなく、サークルに入ってたら出れたんでラッキーでした(笑)

サークルの練習に1度も行ってないからルールもいまいち分からなくて、、、先輩に「どうやったら勝ちで、どうやったら負けなんですか?」みたいに聞いたら、「とにかく叩け。相手より先にいいところを叩いたら勝ちだから。」って言われて、アジアオセアニア大会でとにかく叩こう!と思って叩いたら、叩きすぎて判定で負けちゃった(笑)

※イメージです。

立石:笑笑

オカダさん:なんか1本ぱーんって取ったんだけど、審判たちが集まって「叩きすぎ」みたいな言われて1本取り消しになって、あやふやしてたら負けてた。

立石:ギャグすぎる(笑笑)

いつでも誰かを“笑顔にしたい”

オカダさん:お笑いサークルに入ったのは、人の笑顔を見るのが好きだったから。高校時代からM-1とかハイスクール漫才に出てたから、その延長で大学でもお笑いやってみよ〜って思ったw
サークルの時に組んだ相方とはずっと仲良くて、大学3・4年生の2年間M-1グランプリに一緒に出てる(笑)

今年の様子。相方の遠藤さんと。

立石:いいですね、素敵です。
M1は今年だけじゃなかったんだ!


オカダさん:あと友達が立ち上げたギネスを取るギネ研の活動では実際にギネス記録を取れました。

立石:え!どんなの取ったんですか?

オカダさん:「LONGEST MARATHON GROUP HUG」って言って、ただひたすら直立でハグをし続けるんだけど、27時間連続でハグし続けたら記録達成でした。

立石:(笑笑)

オカダさん:記憶が定かじゃないけど、、、本当は、自分もハグする側として友達2人(若菜大聖と宮崎有貴)と挑戦しようと思ってたんですけど、前日に彼女と別れてしまって(笑)

ヒッチハイクとかで何回も会いに行った思い出ある女の子と別れてしまい、メンタルぼろぼろで立つことすらできなかったわけよ(笑)人間のハグは欲してたけど、彼らのハグでは満たされそうになかったww

ということで村田っていう人に代わってもらって自分はサポーターとして徹しました。

実際の様子

立石:いらなくないですか(笑笑)

オカダさん:いるのよ!笑
飲み物とかマッサージとかトイレとかのお手伝い!!27時間よ!!!
ちなみに、最終的には「全員で獲った記録だから」って言って賞状をもらえて嬉しかったです(笑)

「Daiki Okada」の表記まで…!

立石:めちゃめちゃ面白い(笑)

オカダさん:ドッキリを仕掛けるサークルは「ドッキリ軍団 さくら」っていう名前でやってたんだけど、100人ぐらいに声かけて早稲田のキャンパスのど真ん中にある大隈重信の銅像を100人でただ見つめました。

立石:…?笑笑

オカダさん:「あー今日の大隈銅像違うよね~。」「今日特別ですからね~。」「重信に7色の虹が架かってますね。」みたいなデタラメを一斉に大隈銅像を眺めながら話し出すっていう企画ww

そうするとどんどん人が集まって「今日何が違うんですか??」とか聞かれるんですよ。笑
それで何人かが騙されるっていうのをやってた。これは楽しかったですね、だいぶカオスでしたけど・・・()

立石:誰がそれを思いついたんですか?

オカダさん:自分がやりたいって言いました(笑)
もともと大人数 サークルを作りたかったので、念願叶った感じです!
代表を務めたのは、ドッキリ軍団だけじゃなくて…東北学生稲門会ってサークルでも代表を務めました

バズツイートの裏側を覗き見…!

立石:あ~!例の、稲門会…!

オカダさん:将来山形県と仕事をしたいくらい、山形が好きなんですよ。だから「学生のうちから山形と一緒にコラボして活動をしたい」と思って、稲門会という地方出身者のコミュニティに入ろうと思ったんです。

毎年1回、芋煮(豚汁のような山形の伝統料理)を振る舞おうっていうサークルなんだけど 。

立石:なんだか楽しそうで温かいですね。
代表は大変でしたか?

オカダさん:全然!(笑) 他の幹部の仲間があまりにも優秀でほぼ何もしなかったです(ひどい)
代表としてやったことは自分の証明写真を駅に貼っただけですかね(笑)

立石:それ、岡田さんを最初に知ったきっかけだから、めっちゃ気になるんですよね。

オカダさん:なぜその証明写真を貼ったかというと、例年新歓のとき新入生全員にチラシを配ってたんですよ。東北出身の人しかはいれないのに!!笑
それでもらう方も渡す方も意味がないように感じて、駅広告にポスターを掲出する方が効率的なんじゃないかなって思ったんです。

「どうやったらサークルを知ってもらえるんだろう?」と考えたら、サークルの認知や入るきっかけってSNSの投稿からだってことに気づいたの!!
だから「SNSで話題になる方が良いんじゃないかな。」と思って、よくバズってる「ミスしちゃいました」系の可愛い自虐ツイートをしてみようと決意しました!
ってな流れで「証明写真貼っちゃいました」っていう投稿になったんです(笑)

立石: 30万くらいリツイートされてましたよね…!

オカダさん:そうそう!ありがたいことに、東北学生稲門会に入った人も4倍くらいに増えたよ(笑)

立石:じゃあ効果すっごいあったんですね!いい仕事してますね(^^)
表情もいい、なんか(笑)

オカダさん:あれね、実は2回撮ってるんですよ。
1回目はふざけてる証明写真になっちゃって、ウケ狙いの寒い感じになったから、何とも言えない「証明写真ってこういう顔するよな~」っていう顔になるように撮り直しました。

立石:それって駅の広告出す時に向こうから突っ込まれなかったんですか?

オカダさん:広告代理店の方々はツイートで広がっていくことを想定していないから、「この広告意味あります?」とか「多分落書きとか誹謗中傷されますよ」って心配してくださりました。

でも僕はもともと、「間違えて貼っちゃいました」っていうボケをしたかったから「大丈夫です大丈夫です」って返しました。
広告代理店の方、本当に親切な方でした。

立石:そうですよね 、向こうは疑問ですよね(笑)

オカダさん:けどそのあとトラブルになってしまったんですよ。(猛反省)
というのも、ツイートを見たひとが、駅に対して「なんで印刷データの確認しないんだ。この学生かわいそうだろ、間違えて顔が貼られてるぞ!」みたいな電話をかけてくれたらしくて、、、
広告代理店の方から「間違えて掲出したってどういうことだ!なんどもデータについて確認したでしょ!」って連絡が来て、経緯を示す文章と反省文を書きました。(笑)

立石:え、そんなことまで言われるんですか!笑

オカダさん:それ以来僕、東京メトロに連絡できないです。去年の年末にメール送ったんですけど取り合ってもらえませんでした。

立石:まだ怒ってるんですね(笑)
このツイート、私の友達とかもめっちゃ知ってますよ。

楽器は、15円の竹笛と空気

オカダさん:雑種音楽団体チャモロ・フルーメントを立ち上げた遠藤伶くんは親友なんだけど、凄い行動力があって交友関係も広い人で、コミュニケーション能力が抜群に高いんですよ。だから、三味線世界一の人とか何百人を前にして演奏したことがある人とかとにかくすごい人がサークルに集まったんです、、、

親友枠として自分もサークルに呼ばれたわけですけど、鍵盤ハーモニカぐらいしか弾いたことなかったし、唯一持ってる楽器はタイのお土産屋さんで買った15円の笛でした(汗)

立石:なんで買ったんですか(笑)

オカダさん:その代表の遠藤伶とタイ旅行に行って、彼が高めの楽器を買ってたから俺もなんか買お~と思って、15円の竹で出来ている笛を買いましたね。安かったし。

運命というんでしょうか(笑)そうして、タイでたまたま出会った15円の楽器と、早稲田祭のステージに上がることになりました。
本番が大隈講堂の地下にあるステージでとても緊張しました。緊張はするんだけど、自分の笛は音を鳴らすことができるけど音程が無かったんですよ。マジで「 ピー」だけでした。
なので、笛を鳴らすタイミングが無く、ずっと息を吹かずに歌に合わせて上下したり、唇を舐めたり、首をかしげたりしてしました。

最後だけ「ジャン、ジャジャジャジャーン」っていうところで「ピー」って鳴らしましたね。みんな拍手してくれました、パチパチパチッと。吹いたのは笛ではなく、ホラだったってことに気付かずに。()

立石:全然音鳴らしてないのに(笑)

オカダさん:ちなみにその翌年に、「紺碧の空(エア)バンド」っていう団体を立ち上げて、早稲田祭のステージに立ちましたね。エアバンドをする団体なので、今度は楽器すら持たずにやりきりましたね(笑)
ちなみにこの団体に、遠藤伶も参加してます!振り返ると、誘われて誘ってを繰り返してますね。笑

紺碧のエアバンド

立石:仲いいんですね(^^)

オカダさん:僕と遠藤くんの仲の良さでいうと、去年フラッシュモ部っていうサークルにお願いして、東京タワーの下を貸し切ってくれて100人ぐらいで踊って遠藤の誕生日を祝いましたよ!

2万円ぐらい借金してたから、フラッシュモブで返済しました。


立石:普通にではなくて、フラッシュモブで返したんですね!発想が良いですね(^^)

立石:振り返ると色んなことしてますね。

オカダさん:本当に目の前の人を笑顔にするために色んな事してきたね。
中学2年生の時に腸の病気になって自由に行動できない時期があったんだけど、その時自我が芽生えて「もっと人のために生きよう」と思ったんだよね。

立石:そういうことがあったんですね。

オカダさん:生きれてるってそもそも幸せなことで、そう考えると挑戦できる環境にもありがたみを感じれて、挑戦することへの怖さとかが消えましたね。
もちろん時々怯える日もあるけど、最終的にはありがたいなって思えて、緊張や怯えや恐怖も必要でありがたいこととして捉えられてます。