非日常が日常になる居場所─早大生による学内カフェ『オレンジキャット』に迫る!


皆さんは、本キャンに存在する国際文学館、通称「村上春樹ライブラリー」に足を運んだことはあるでしょうか?

2021年の秋に完成し、村上春樹の作品や様々なイベントを満喫できる文化交流施設ですが、そこにはとても洗練された空気の漂うカフェ「橙子猫 – Orange Cat – 」が併設されています。

今回、わせコマ運営団体「わせテク」とOrange Cat さんとのコラボ企画の一環として、特別インタビューを実施しました!

カフェのコンセプトから利用感おすすめのメニュー、そしてお店に込める想いまで、実際に経営に携わる学生お二人のお話を通して、オレンジキャットについて知っていきましょう!

お話を聞いた人

今回インタビューに応じていただいたのは、実際に学生として経営に携わっている宇都宮さん(共同店長・商品開発部長、文構3年)、西山さん(広報部長、文構3年)のお二人です。 (肩書は2023年11月当時)

西山さん (広報部長)

宇都宮さん (共同店長・商品開発部長)

お店について

──最初に、お店の基本的なことについて教えてください。

宇都宮さん「橙子猫 – Orange Cat – 」は、早稲田キャンパスの3号館の裏にあるカフェです。国際文学館(村上春樹ライブラリー)の地下1階にありますが、カフェ利用の方は地下からも直接入れます。営業時間は10:00-17:00。定休日はライブラリーに合わせた水曜日です。 

西山さん:ライブラリーは隈研吾建築になっていて、入り口が工夫されています。入試期間(2月)やお盆など大学に入れない期間はお休みです。

宇都宮さん:ただ、大学が開いている期間は夏休みや大学のイベントの際にもオープンしています。早稲田祭とかでは年に1番のレベルで混みますね、笑


どんな雰囲気の場所?

──このカフェの全体的な雰囲気や、どういったお客さんが来られるかについて教えてください。

宇都宮さん:オープン当初は村上春樹ライブラリーの来館者が中心で年配の方も多かったんですが、最近は学生にも広まっていますね。Wi-fiは完備されていますし、コンセントがある席もあるので勉強に使えます。ただ、ライブラリーの中ということもあるので、とりわけ外国からの方が多いという傾向はありますね。むしろ外国のお客さんの方が多い日もあります!

──我々が訪れた際にも、英語だったり中国語だったり、本当に色々な言葉が聞こえてきましたね…

西山さん:また、店内の机や棚に村上春樹さんのものを使用していることもあって、「村上さんを感じたい」という人も来てくれます笑

──すごいですね! それでは、実際に村上さんご本人もいらっしゃるんですか?

宇都宮さん:オープン前に奥さんと二人でいらっしゃいました。お二人でブレンドの試飲してもらったり、「こういうのが好きなんだよ」とか、コーヒーの好みなどについてお話しされていたそうです!

──さすがににここに来れば村上春樹さんご本人に会える… というようなことはないですか?笑

お二方:いや〜、さすがにそれは中々難しいと思いますね笑

──なるほど笑 村上春樹ファンのための場所でもある、と。

西山さん:そうですね。また、月4〜5回くらい音楽系サークルがジャズなどの生演奏に来てくれます!

宇都宮さん:最近はそれを聞くために来てくれる人もいます。ご近所の方や、お子さん連れなど。

西山さん:いわゆる普通のカフェというよりかは、色々な興味ある人が集まって交流できる場所というコンセプトでした。

──ということは、学外の人は利用できるのかという質問もあるようですが、それへの回答としてはOKという形で?

お二方もちろんOKです!!


人気メニューランキング!

──カフェとしてオススメのメニューはありますか?できれば人気ランキングを教えていただきたいです…!

西山さん:それではここは、商品開発部長の宇都宮さんに、笑

宇都宮さん:わかりました、笑 あくまでも個人的な感覚としてですが… ドリンクとフードに分けてご紹介しますね。

宇都宮さん:フードの1位は、季節野菜のドライカレーですね。料理家の栗原はるみさん監修のオープン当初からあるメニューです。季節野菜はシーズンごとに変わるんですが、本当にずっと人気で売り切れる日も多いです。

西山さん:カレーを食べに来ました!という方もいるくらいで笑

──そうなんですね、ちなみにメニューに村上春樹とのつながりはあるんですか?

西山さん:うーん… 村上春樹作品にはカレーがよく出てくる印象はありますね。次のシーズン(冬)はカボチャを使う予定で、野菜ごとに味が変わって楽しいメニューです!

宇都宮さん:2位はたらこスパゲッティです。スタッフ人気も高く、こちらは村上春樹の「羊をめぐる冒険」に登場する料理にインスパイアされて作ったメニューです。たらこを贅沢に使っていてめっちゃ美味しいです笑 リピーターも多く、カレーと同じくらい人気です!

──たらこスパゲティの方は我々もいただいたのですが、とても美味しかったです!

西山さん:ありがとうございます!

人気1位はスパイシーカレー

──3位はいかがでしょうか。

宇都宮さん:う〜ん…

西山さん:ランキングにするって難しいですね笑

宇都宮さん:デザートも含めると、皆さんに人気なのはドーナツです。が、個人的にオススメなのはコーヒーゼリーパフェですね!

西山さん:コーヒーは後で紹介するものと同様の豆を使っていて、ゼリーもここで作っています。

──すごくこだわっているんですね!

宇都宮さん:ドーナツも、シュガー、グレーズド、ホワイトチョコレートの3種類が基本で、コーヒーとセットで頼まれる方がすごく多いです。

──ちなみに西山さんはこれは入れたい!というメニューはありますか?

西山さん:そうですね…もちろん全部美味しいんですけど、個人的にはサンドイッチにこだわっています!3種類とも村上作品に出てくるものがモチーフになっていて、特に「ワンダーランド」というサンドイッチは「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に登場します。

西山さん:自家製のローストポークが入っているんですが、ソースもここで調合したものを使っていたりとこだわりの一品です。

宇都宮さん:結構いつもお昼ごろには売り切れますね。

西山さん:ちなみにこれはメニューとして温めている訳ではないんですが、そういう注文を受けることもあって。裏メニュー的な感じで温めてもおいしいですね。

──本当に色々な商品にこだわりがあるんですね。ちなみに冬ならではの今”アツい”商品はありますか??笑 (わざとらしく)

西山さん:はい笑、わせテクさんとのコラボ商品のクラムチャウダーパスタ、自信作です!

西山さん:当初わせテクさんからはクラムチャウダーを提案していただいたんですが、当店はパスタに自信があったのでお互いの案を用いてアレンジしました。スープみがあり海鮮のような味もありますが、生クリームをふんだんに使ってそこに生削りチーズをかけるなど、カフェで食べる食事にしてはとても濃厚でリッチな仕上がりになりました。 

本企画コラボメニュー、クラムチャウダー

──それでは、ドリンクの人気ランキングについてはいかがですか?

宇都宮さん:そうですね…1位はハンドドリップコーヒー、2位がオレンジキャットっていう名前のクリームソーダ、3位が抹茶ラテという感じでしょうか。

宇都宮さん:ハンドドリップコーヒーは春樹さん好み。ちょっと深煎りで味わいの豆を使って、1杯1杯注文受けて作っています。

西山さん:実際にコーヒー豆を手がけている会社に見学へ行って練習会をするなど、作り方に非常にこだわった一品です!

宇都宮さん:すごく飲みやすいと思います。

──風味がすごいのか、それともコクがある感じですか?

宇都宮さん:深煎りベースでありつつ、軽さもある感じで。深くてコクがあるけど、苦いわけではないとても華やかな味をしています。

西山さん:大まかにいうと、深煎りと浅煎りのいいとこどりをしたブレンドですね、ここでしか飲めない一杯です!

──なるほど…。オレンジキャット、抹茶ラテについてはいかがですか?

宇都宮さん:オレンジキャットは、オレンジピールを使ったクリームソーダになっています。その名の通り看板メニューです。アイスを乗せることで甘みが出てとても美味しくなっています。学生や海外のお客さんに特に人気です。

西山さん:ハンドドリップと同じく開店時からあるメニューです。見かけが華やかなのが特徴ですね。期間限定でクッキーとお出ししたりもしています。

宇都宮さん:抹茶ラテは試行錯誤を重ねました。粉っぽさがないようにするため、実際に茶せんを使って抹茶を点てています。さらに、砂糖じゃなくハチミツを使っているので優しい甘さが引き出されています。こちらは一年中人気の商品ですね。

──すごい、本当に手が込められていますね…

店名を冠するクリームソーダ「オレンジキャット」(右)

経営にかける想い

──それでは最後の質問になりますが、お二人はオレンジキャットにはどのような想いを込めて携わっているのでしょうか?

西山さん:コロナ禍に開業して、オンライン授業が多くなかなか早稲田の学生と直接接する機会がない時にスタートしたんですが、そんな時に所属して頑張ったことが私にとっては大きかったです。村上春樹ファン、音楽聴きにきた人、外国の人など、色々な場所から来た人たちが繋がれる、あたたかい場所であって欲しいです。そういった場所にするために広報担当として活動していますが、私の得意なところを活かしてできる事を尽くしたい、そう思える場所です。

西山さん:あとは学生運営なので責任こそ伴いますが、商品開発であったり自分のやりたいことを形にできて、熱を入れれば入れるだけ反映されていくところが、普通のバイトやインターンでは得難いやりがいに繋がっていると思います。

宇都宮さん:学生運営だからこそ自由度が高く、風通しが良い場所だなと。お客様にもそういう雰囲気が伝わるように経営しています。

宇都宮さん:本当に雰囲気を大事にしていて、大学の中にあるカフェなんですが「非日常を日常に」と私たちは掲げてます。ほっと一息つける、そんな雰囲気にするために、接客でも商品開発でも学生運営であることで妥協せずに一つ一つこだわっています。

──学生運営という形態に甘んじないクオリティを、ということですね。ちなみに、「YOUにとってのオレンジキャットとは?」として一言いただいてもよろしいですか。

西山さん:う〜ん… 「自分にとっても色んな人にとっても居場所になってほしいところ」、ですかね。

宇都宮さん:私も「居場所」です。学生スタッフも仲間のような距離感で働けているので、そういう意味でとても大事な場所です。なんなら、ここで働いているからということを抜きにしてもここが好きです。

西山さん:常連の方でも、外国の方でも、ライブラリーをきっかけに知ってくれた方でも。本当にいろんな人が来てくれる場所でいてくれると嬉しいですね。

──ありがとうございます。それでは最後に、お一人ずつメッセージをお願いします!

西山さんここに来てくださったら、何かしら出会えることがあると思います。村上さんでも、音楽でも。ぜひお越しいただいて感じていただけたらなと思っています!

宇都宮さん:私にとって本当に大事な居場所だと思っているので、来てくれたお客さんとっても同様に居心地の良い場所にしていけるように頑張っていきます!

西山さん:サークルとのコラボなど、学生との取り組みも多く行っているので、そういうところにも注目していただけると嬉しいです。ぜひお越しください!

──本日はありがとうございました!

お二方ありがとうございました!


おわりに

「橙子猫 – Orange Cat – 」× わせテク コラボについて

わせテクは2023年12月にオレンジキャットさんとコラボ企画を実施し、コラボメニューが販売されています。

期間限定メニューとなっておりますので、ぜひ足を運んでみてください!


https://twitter.com/wihl_cafe/status/1730376440942936489

【店舗情報】

「橙子猫 – Orange Cat -」

所在地:東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学国際文学館B1

営業時間:通常営業 10:00-17:00 定休日:水曜日 (国際文学館の閉館日程に準ずる)

わせコマについて

この.Newsも掲載されている時間割アプリ『わせコマ』。早稲田生のために豊富な機能がついていながら、無料で使うことができます!

本取材に応じてくださったお二方も、

・時間割作成

・授業の教室確認

・自分の取っている授業の自動取得&反映

などの機能をよく使われているそうです。

早大生限定時間割アプリ『わせコマ』はこちらからダウンロード可能です!!


この記事を書いた人

編集部_K

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