バレエの優美さ・しなやかさと、ヒップホップのリズム感や自由さを融合させ、型にとらわれず自由な表現のできるジャズダンス。
今回インタビューした北澤さんは、もともとヒップホップをされていたそう。
数ある中で、Oasisを選んだ理由とは…?
様々な大学が融合するOasisの雰囲気は…?
知っているようで知らない、ジャズダンスやOasisのあれこれをお届けします!
立石:まず最初に自己紹介をお願いします。
北澤さん:青山学院大学の法学部で、Oasisの3年生の北澤千晃(きたざわ ちあき)と申します。
立石:ありがとうございます。結構他の大学さんも多いんですか?
北澤さん:そうですね。Oasisはインカレなので、早稲田の学生以外に他大の学生も多く活動しています。
立石:楽しそうですね!ありがとうございます。
1000人以上入る大ホールで公演も!
立石:まずは、簡単にOasisさんの活動内容を教えてください。
北澤さん:Oasisは、今はおよそ130人程度おりまして、1学年だいたい40人くらいですね。練習は週に2回やっております。
早稲田祭や夏、あとは新歓で毎年公演を行っているんですけど、そういった公演の発表時期にはもう少し増えるようになっています。
練習は130人全員で踊る曲があって、それはサークルのコーチの方が作品を作ってくださってみんなで練習するんですが、他にも20~ 30人程度でサークル員が振り付けをする作品もあります。
立石:なるほど!ちなみに公演前はだいたいどのぐらい練習が増えるんですか?
北澤さん:出演の数によって違いがあるんですけど、だいたい1曲につき週に1~2回増えるので、僕もそうなんですけど、忙しい3年生だと週に4~ 5回、およそ2~ 3時間は練習してるので、結構ダンス漬けで楽しく活動しています。
立石:すごい…結構ハードですね!毎回の公演はどんな所でするんですか?
北澤さん:新歓公演は新宿区のホールを借りて発表させていただいています。
新歓公演は 大体200人くらい入るホールなんですけど、夏の公演だと 1100~1200人くらい入るホールでやってます。
今年は、その夏の公演を12月に振替公演としてやる予定ですね。
立石:じゃあ今はもうそれに向けて練習している感じですか?
北澤さん:そうですね。2つ同時並行で進んいて、かなり忙しくて(笑)
立石:2つ同時並行って、それぞれの振りとか混乱しそうですね(笑)
多くは別ジャンルのダンス出身者
立石:北澤さん自身はずっとジャズダンスをされていたんですか?
北澤さん:僕はこのOasisに入って初めてジャズダンスに挑戦したんですけど、高校生の時にちょっとだけヒップホップとかのダンスの経験がありまして。
大学に入って新しいものに挑戦したいな、と思ったところに、Oasisのジャズダンスがすごく素敵だったので公演を見て入りました。
Oasisに入ってくる人達もジャズダンス経験している人は結構少なくて、全くやったことない人とか、それ以外の新体操・バレエとかをやっていた人たちが大体7~8割ぐらいですね。
立石:じゃあ、やったことがない人でも始めやすい環境なんですね!
北澤さん:それから、新歓の活動に参加した時にオアシスの人たちが集まっていたんですけど、そこがすごい和気あいあいとしてて、遠目からそこに向かって歩いていた時に「楽しそうだな~」って感じたんです。
立石:その時に自分の意思に従って良かったですね(^^)
そもそも、ジャズダンスって…?
立石:この記事を読んでる方の中には「ジャズダンスについてあまり知らない」という方もいると思うので、ジャズダンスについて教えてください。
北澤さん:伝わる説明になるか分からないんですけど、ヒップホップとバレエを混ぜたようなジャンルのダンスです。
結構いろんな人が目にしやすい機会だと、歌手のバックダンサーさんが踊ってるようなダンスですね。
例えば紅白歌合戦とか、歌手グループのバックダンスはほとんどがジャズダンスをベースにやっているみたいなので、いろんな人が目にする機会が多いと思います。
立石:なるほど、結構目にしてるんですね!ありがとうございます。
熊谷:いろんなジャンルのダンスがあると思うんですけど、違いってなんですか?
北澤さん:基本的にはジャズの曲を使えばジャズになるし、ヒップホップでよく使われる曲を使えばヒップホップになるという感じですね…。
ただ、最近人気なのはYOASOBIの「夜に駆ける」とかそういう人気の邦楽が使われるダンスが多くなってきています。
ヒップホップとジャズが混ざったり、ハイブリッドな感じのジャンルも増えてきましたね。
熊谷:Oasisさんでは、今おっしゃっていたようなことはされているんですか?
北澤さん:僕たちのサークルとしても、ジャズの中に変化を持たせて変わり種を入れれば、見ている人も抑揚をつけながら見ることができるので、ヒップホップを混ぜたりとかしてきています。
あとはイケイケの洋楽を使ったりすることも多いですね。
あとは弦楽器を使った曲、アコギ1本の曲を使って踊るジャンルもありますね。
立石:いろんなアレンジがあるんですね!
北澤さん:そうですね。サークルの中にいても僕が踊れないものとか、逆に他の人には踊れなくて僕が得意なものとか、いろんなジャズの形があって、見てるこちらもいつも新鮮な気持ちで見てます(^^)
立石:北澤さんはどんなダンスが得意ですか?
北澤さん:どちらかというと滑らかな動きとかは苦手で…ヒップホップに近い、リズムに乗ったダンスとか、黒い衣装を着て大人っぽく、色っぽく踊るジャズダンスとかが好きですね。
立石:なるほど、いいですね。もともとヒップホップやってたからっていうのもあるんですかね(^^)